決断のできない私はうつのまま働くことになりました。
前回の記事はこちら⇩
ダラダラと悩みながら苦しむ間に、
精神的な症状の他にも、眼科、循環器内科、耳鼻科、そして皮膚科的な症状で、いくつかの病院にお世話になりました。
今日はそのうちの皮膚科的な症状。
アトピーについてです。
小児アトピー
私は物心ついた頃からアトピーがありました。
特に小さいときは指がかゆくて。
関節のシワの部分がいつも切れてしまっていました。
膝の内側、ひじの内側など、関節で汗がたまりやすかったり擦れてしまうところもかゆがっていました。
顔もボソボソしてしまって。
なかなか治らなくて、皮膚科にかかるかたわら、両親もいろんな療法を試してくれました。
母はよく「ごめんね」って言ってました。
母が謝ることなんかじゃないのに。
私のほうが謝りたい気分でした。
意地悪な男の子にからかわれたりもしました。
でも優しい友達がいつも隣りにいて、代わりに言い返してくれました。
ある先生が「〇〇ちゃん(私)の顔より、あんたの心のほうがよっぽど汚いよ!!」と怒鳴ってくれたこと。
今考えると、色々「おや?」と思うところもありますが、その気持ちがとてもまっすぐで嬉しかったのを覚えています。
そこころの皮膚科の先生がよく「思春期になる頃には治るからね」と言ってくれたけど、
本当に治るの?!と半信半疑。。
アトピーなし肌を満喫!
本当に治りました。思春期のはじめに。
ホルモンの関係?
人目を気にするようになるから?
なんだかわかりませんが、とにかく普通の人(って言い方も変だけど)みたいにキレイな肌になって、すごーく嬉しかったなぁ。
そのまま学生時代を過ごし、
人並みにミニスカートなんか履いてみたり、
ノースリーブを着てみたり。
お化粧もみんなと同じように出来ました。
日焼けには弱かったので、直射日光に当たり続けるとアトピーみたいな症状が出ることがありましたが、それも長続きせず治っていました。
友達と徹夜でカラオケ(オールって言うんでしたっけ)したり、レポートに追われて徹夜したり、、それでもお肌は無敵でした。
教員になってからも、
どんなに忙しくても、生徒と合宿で泥まみれ汗まみれになっても、大丈夫でした。
自分がアトピーだったことなんかほぼ忘れていました。
アトピー再発
2回目の育休復帰のあと、これまでの記事で書いたようなことが色々ありました。
うつになり、ボロボロの生活をしているうちに、
髪の毛も肌も、とにかく全てがガサガサに乾燥していくのを感じました。
生活が荒れているから?
食欲がなくて栄養が摂れていないから?
ホルモンバランス?
なんだかわかりませんが、肌も一気に乾燥しました。
そして、肌の異変に気づいても、ケアをする力なんてどこにも残ってなかったんです。
そんな発想すらできなかった…
今思えば、あのときちゃんとお手入れしていれば…(T_T)
毎日生徒の近くにいないといけないので、
超高難度な「お風呂に入る(毎日シャワーのみ)」という試練を這いつくばってなんとかこなしていたため、
最低限の清潔は保っていたとは思います。
でも、ギリギリボロボロ泣きっぱなしの毎日で、生きるのに必死すぎて。
鏡なんてもちろん見られなかった。
気づいたら服で隠せないところまで、肌が荒れていました。
ガサガサ。
あっという間にアトピー再発です。
目を合わせられない
うつになってから、家ではボロボロな私でしたが、
学校では無理やり脳内物質を出して生徒と笑ったり怒ったり出来ていました。
授業も上手くなかったとは思うけど、一人ひとりの様子を見ながら、楽しくやっていたつもりです。
でも、
顔に乾燥や湿疹、赤みなどの症状が出てくると、
授業をしていても、ちゃんと顔を上げることができなくなりました。
恥ずかしくて。
生徒たちは、黒板を見たりプリントを見たり、もしかしたら寝てるかもしれないし、横を向いて友達とお喋りしたりしていたはずです。
全員が私を見ていたわけじゃない。
なのに、自分の見た目にコンプレックスがありすぎて、被害妄想のようなものが膨らんでいきました。
みんなが見てる。
肌を見せたくない。
荒れた学校で担任をする上で心がけていた「一人ひとりの様子をよく見て、よく話を聴く」ということ。
できなくなりました。
こんな恥ずかしさや情けなさを、小さい頃の自分も味わっていたのかと思うと、、今すぐ抱きしめてあげたい気持ちです。
この頃は、皮膚科でもらった薬を塗っても、全く治りませんでした。
生活が完全に崩れていたので、当然といえば当然ですね。
うつが落ち着くまで、しばらくアトピーも続きました。
でも、今は大丈夫です!
絶対に、全員が、とはもちろん言えませんが、
鬱の再発防止期に入って、私は、肌の状態をある程度コントロールできるようになりました(^^)
このまま、自分の体をケアできる生活が続けられたらいいなと思います。
次は眼科にかかる話を〜。