行事の計画、頭が働かない
分掌の仕事で、全校生徒対象の行事を担当していました。
(こんな細々やってるブログで身バレすることはないと思うけど、なんとなく気分的になんの行事かは伏せておきます。)
鬱になってから、とにかく段取りができなくなっていて、
去年までと同じ行事なのに、何から取りかかればいいか分からなくなってしまいました。
それまでももっと大きな規模の行事は担当していたので、このくらい、さっと終わるはずだったんです。
でも、頭が働かない!
分掌の長にも誰にも鬱のことを話していなかったので
「まぁできるでしょ」くらいのノリで会議も進みました。
関係各所への根回し、外部への連絡、文書の作成、生徒との打ち合わせ、
どれも1つ1つに自信がなくて、時間がかかりました。
これで良いんだって思っている案でも、なぜか決断できない。
動き出せない。
同僚に打ち明けるかどうか
唯一職場で私のうつのことを知っていて、心の支えだと勝手に感じていたT先生(ご自身もうつ当事者で、最初に私の異変に気がついて声をかけてくれた管理職)が、
「先生、これ大丈夫?しんどかったらリーダーに話しておいてあげようか」と聞いてくれましたが、
管理職ならまだしも、一般の先生方に鬱のことを知られる勇気はありませんでした。
一人に知られてしまったら全体にすぐ広まることは分かっていたし、
広まってしまったら、なんとかギリギリのところで仕事中だけは保っている自分の精神状態が、
もう、もたない。と感じていたからです
健康なときのようにふるまうことで、なんとか自分を保っていたんです。
たぶん周りからみたら、ボロボロで、バレバレだったんじゃないかな…
でも、”みんなに鬱だと気付かれていること”を自分で認めないことが、私の中でのラインでした。
これは退職を最終的に決断するときにもかなり影響しました。
そんな感じ?で、誰にも自分の状態を打ち明けることもないまま、なんとか計画を立てていきました。
といっても、新しいことは考えられるわけないので、ほぼ「例年通り」ですが。
当日の朝
ただでさえ毎日睡眠がとれずに早朝覚醒に苦しんでいたのですが、
その日は全く寝た気がしませんでした。
例年だったら、全校行事でちょっと重たいなぁとは感じても、そんなに不安に感じることもなかったのに。
その日はぐるぐるぐるぐる、不安と、逃げたい気持ちに囚われていました。
逃げたい、逃げたい、逃げたい。
頑張りたくない。
消えたい。
でもどうせ逃げる決断もできない。
いや、
行けば、終わる。
とにかくそれだけを思って、いつものように泣きながら出勤しました。
働ける=鬱じゃない?
本当はすごく逃げたくて怖くてしんどくて仕方ないのに、同僚や管理職と話すときは、いつも通りヘラヘラ笑って会話ができる。
全く仕事できなくなっちゃえばよかったのに。
誰にも会えないくらいになればいいのに。
と、そんなことしか考えられない自分が嫌になりました。
家族も、子供たちも、管理職T先生も、すごく心配してくれていたのに。
視野が狭くなって、縮こまりすぎて。
逃げるには、もっと酷くなるしかない、とすら考えてしまっていました。
働けてしまう自分は、やっぱり鬱じゃないんじゃないか。
鬱じゃないんだったら、甘えてるだけなんじゃないか。
もっと頑張らなきゃいけないんじゃないか。
そんなことばっかり考えていました。
そんなこんなで、いざ、当日。
トラブルが起きて全校生徒の前で失敗、大声で怒鳴られる事件が起きました。
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