心療内科に行くまでの葛藤は前回の記事に⇩
心療内科、初診の日です。
住んでいる地域にはいくつか心療内科やメンタルクリニックがあって、そのうちのいくつかはとっても人気がありました。
ホームページを見てここがいいなと思っても、初診の受付は数カ月後です、と書かれていたり。
悩んで悩んで受診することを決めたので、先延ばしにしてはまた受診する勇気が無くなりそう。なんてったって、うつになってからは、決断力がミジンコ並です。
それに、苦しくて苦しくて、消えたいという気持ちを行動にうつしてしまいそうな衝動?を毎日感じていたので(あれを希死念慮というのかなぁ)、
とりあえず予約の取れるところに行くことにしました。
心療内科にいざ着いても、涙は止まる気配がありません。
ずっと不安で苦しくて涙は出っぱなしの状態な毎日…つらかった(過去形なのでご心配なく)。
うつになってから、歩幅が極端に狭くなった気がします。
のそのそと歩いていくと、優しそうな受付の方が見えました。
きっとこんな患者にも慣れているのでしょう。
優しく、でもいい意味でさらっと案内されて受付は終わりました。
待合室での問診票は、ネットで出てくるメンタルチェックとだいたい同じでした。
睡眠の状態、食欲、気持ちの落ち込みについて、正直に答えました。
待合室には何人か患者さんの出入りがありました。
みんなけっこう心の病院に行くもんなんだな…
そして、いざ診察室へ。
優しそうなおじさん先生(^^)
今の状態を話そうとして、開始10秒もたたないうちにさらに涙が止まらなくなりました。
差し出されたティッシュで涙を拭きながら、なんとか話していきました。
初診なので診察時間は少し長めに設定されていて、ゆっくり、受け止めながら聞いてくれている印象でした。
他にも教員の患者さんはいるようで、仕事のことも詳しく理解して聞いてくれました。
「抑うつ状態、まぁ、うつと診断していいでしょう。」
「今すぐ休職か退職をしたほうがいいですよ。」
まさか初診の日にそんなはっきりと退職の言葉が出るとは思っていなかったので、驚きました。
ネットにはよく「大きな決断は先延ばしにしましょう」なんて書いてあったから。
そして、うつ。
あぁ、
予感はしていたけど、ドシンと響きました。
甘えじゃないよと言われて救われたような、でも自分の思い描いていた未来が消えていくような。
定年まで当然働こうと思っていたので。。
(でも、今となっては人間万事塞翁が馬。これで良かったと思っています。)
その日ははじめてだからと軽めの薬と漢方を処方されて帰りました。
帰ったあとの記憶は全くありません。
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