心療内科に行ってうつと診断され、休職または退職をすすめられました。
前回の記事はこちら⇩
初診で退職の言葉が出てきたことには驚きましたが、
おそらく私が「休職することはかえって精神的に負担だ」と話したからだと思います。
(これは人によると思います。それに休職したほうがよかったのかもと思うこともありました。)
休職(療休)に不安を感じた理由
その時の職場は、常に休職者がいました。
私と同じ教科でも一人休職、さらにもう一人突然亡くなられた方がいて(本当につらい出来事でした)教科内で二人欠けている状態でした。
大変な高校なので臨任はもちろん非常勤も見つからず、やっと見つかった非常勤の先生も、耐えかねて一ヶ月くらいで辞めてしまったり…
もちろん休んでいる先生が悪いわけではないので、いるメンバーで代わりに授業を進めます。
高校だけど、コマ数はフル。
交代で入るため人間関係は築きづらく、ただでさえ荒れてる学校なのに、それはそれは、もうめちゃくちゃです。
生徒たちも先生が代わることで変にひねくれてしまい「また辞めさせてやる」くらいのことを平気で話しています。
文字通り無法地帯。ここには書けないような、一昔前の荒れた高校みたいな感じでした。
正直しんどい…
この状況で、私まで休職してしまったら。
そう思うと休職することはあまり考えられませんでした。
団塊の世代の先生方が退職されて、学校に残っているのはベテランの先生(再任用)と、初任校の新採用若手ばかりの学校です。あとは臨任、非常勤がとにかく多い。
正規では教科内で私が一番の年長だったかもしれない。
一生懸命で前向きな新採用1〜5年目の若手たちは、文句も言わずに、どうしたら生徒のためになるかを考えて授業の穴を埋めています。
とてもじゃないけど休職するなんて言えない…
うつになって、働く気力も体力もないのに、この後に及んで療休を選ぶ勇気が出せませんでした。
休職したらどう思われるかな。なんて、人の目を気にしていたのかもしれません。
この状態で療養休暇期間に入っても、たぶん私の性格だと休めない。
それは家族も同じことを考えていたようでした。
迷惑をかけている。
やるべきことができていない。
あの人になんて思われてるかな。
あっちの人にはあれを謝らなくちゃ…。
昔から人の目を気にしてばかりで、人前で弱音を吐くのが苦手で、くよくよくよくよ悩んでばっかり!
自分のこんな性格はもともと嫌いでしたが、
うつになったころからさらに、
あれも自分のせい。
これも本当は私がやらなきゃいけないのに。
あの人のあの言葉は私のことを責めてる。
さっきのため息は私に対してだ。
と、とにかく四六時中無意識に自分を責めていました(いや、これに関しては今もそうです)。
とにかく、そんな私はたぶん休職してもさらにつらい。
と、毎日這いつくばって(大袈裟でなく本当に)、一日中泣きながら、消えたいとばかり考えながら、鉛のように重い体で出勤していました。
休職する勇気がない。
申し訳ないと思いながら給料をもらって休むくらいなら、辞めたい。
と思うようになっていました。
(いや、今悩んでる方、まず療休とるほうがいいんだと思いますよ。権利だし、辞める決断するのもしんどいと思います。とにかくうつは判断、決断ができなくなりますから。)
そしてそんなこんなしているうちに、突然管理職から声をかけられます
つづきです⇩