先生を辞めた~私の場合~

教員の仕事、大好きだけど辞めました!鬱(再発防止期)と育児とお仕事の話。

退職に向けて⑤〜退職できない感じ…?〜

うつを隠して働いていた私ですが、気づいてくれた管理職との面談を経て、ついに校長面談をしました。

前回の記事はこちら⇩

sennsei-yameta.hatenablog.com

 

 

大変な環境でも頑張って学校に来ている生徒たち。彼らより先に逃げるわけにはいかない。

そう思い、今担任している生徒たちを年度末までみて、年度の終わりに合わせて退職したいと申し出ました。

 

かなり勇気を出しました。

この結論にたどり着くまでに、旦那や親とも何度も何度も何度も、何ヶ月も、堂々めぐりの話し合いを何度も重ねてきました。

と言っても、ほとんど泣いている私のカウンセリング状態でしたが。

 

辞めたくない。

悔しい。

情けない。

お金も心配。

でも苦しい。

消えてしまいたい。

でも、、、本当に辞めていいの?

(死にたい。とは思わなかった気がします。そのための段取りを考えたり、力をふりしぼったりするためのパワーが脳に残っていませんでした。ただ、ふっと消えたかった。)

 

睡眠障害もあったので、それこそ24時間年中無休で悩んで、

お風呂でもトイレでもベッドでも台所でも車でも電車でも職員室でも、とにかくどこでも

ずっと泣いて、同じことをぐるぐる悩んでいました。

それだけ悩んで出した結論。

 

校長から返ってきた言葉は、

「他の先生方ともっとコミュニケーションとって、もうちょっと力抜いて頑張ってみてよ(^^)」でした。

 

ん?

あ、つまり。

「君の苦しさは君の能力が低いせい」

「コミュニケーションもできないし、変に力が入ってるのが悪い」

「手を抜くこともできず要領が悪い」

「みんなこのくらい弱音を吐かずに頑張ってる」

「そんなちっぽけな悩みなんかにとらわれてないで、前向きに前向きに!」

ってことかな?

(T_T)

 

頭の中ぐるぐるしすぎてフリーズです。

自分で自分のことを情けないって思ってたから、校長の励ましを勝手にマイナスにとらえまくりました。

 

辛さを打ち明けたら、否定された。

校長にそんな気がないのは分かってます。

ご本人はとても前向きでパワフルで、きっとご苦労だってたくさんされてきただろうに、そんなことを感じさせない強さがある方でした。

ただ私のことを明るく励まそうとしてくれたんだとは、そのときも頭では分かっていました。

 

頑張れば、まだできるのかな…?

頑張らないと、いけないのかな…?

退職はやっぱり迷惑なんだよね…?

 

辞める辞める詐欺みたいですが、決断が鈍りました。

一度反対されてしまい、もっと反対されるのが怖くて、

自分の決断を押し通すという勇気が出せませんでした。

もちろん校長のせいじゃありません。

私の決断はどんなものであれ私の責任です。

 

はぁ。家に帰ったらまた苦しくて動けないのに。

いつもは家についた瞬間から体が指先まで鉛のように重くなるのですが、

その日は帰りの電車に乗った瞬間から鉛になりました。

 

そして、仕事量の配慮をしてもらうことを条件に、

もう一年、もう一年、と働き続けることになるのです。

決断ができない…(¯―¯)

 

つづきはこちら⇩

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