先生を辞めた~私の場合~

教員の仕事、大好きだけど辞めました!鬱(再発防止期)と育児とお仕事の話。

鬱のまま働く④~中心性漿液脈絡網膜症とわが子〜

 

前回の記事では、

うつで苦しんでいたある日、突然、「中心性漿液性脈絡網膜症」になった話を書きました⇩

sennsei-yameta.hatenablog.com

 

うつで自律神経系めちゃくちゃだったんじゃないかと思います。

疲れとストレスが原因であることが多いらしいです。

 

今回はその続きから(^^)

 

眼科の帰り道

大学病院への紹介状をもらって、眼科の初診は終了しました。 

 

いつも歩いている道も、見え方が全然違います。

まっすぐな道路も、

まるで真夏の蜃気楼の日のように、歪んで見えました。

 

家の近くの大好きな海も、

波の揺れがいつものように見えなくて、なんか脳が気持ち悪い感じ。

 

左目をつぶると、真ん中に灰色の丸。

網膜に水がたまって網膜剥離みたいな状態だそうです。

見えない。

 

勇気を出して休んだその日、

本当は一人真っ暗な部屋で布団をかぶって過ごしたいけど(うつドン底期はこの行動が一番落ち着きました、というかこれしか出来ない)、

保育園はそうもいきません。

「おうちの人がお仕事を休むときは、お子さんも休ませてください」がルール。

午前中は急に目が見えづらくなって慌てていたのもあり、とりあえずこっそり眼科に行っちゃいましたが、

一日中というわけにはいかないよな、、と迎えに行きました。

 

わが子をこの目で見ていたい

保育園の玄関から出てくるわが子たち。

いつもは保育園のお迎えも最後の方だったので、こんなに明るい時間にお迎えに来れるのは久しぶりです。

身体は重いけど。

息はずっと苦しいけど。

何かに追われている気持ちは消えないけど。

こんなに優しい、柔らかい時間があるのかと、

心が暖かく、また泣きそうになりました。

 

でも、

昨日まで当たり前のように見えてたわが子の姿が、見えてはいるんだけど、ハッキリ見えない。

かわいいふわふわな髪の毛、

まんまるな桃みたいなほっぺ。

ゆらゆらぐらぐら。

ピントがあいません。

 

鬱になんかなって、

体調くずして、

アトピーも再発して、

目まで悪くなった。

こんなのやだ。

 

この明るい世界で、

わが子たちをこの目ではっきりと見て、

しっかり息を吸って、

顔を上げて堂々と生きていきたかった。

 

折り紙の手紙

家に帰って、ふだんは脳が受けつけなくて見ていなかったテレビや文字を見てみたり、

目の見え具合を確認しました。

うーん、見えないなぁ。

自然に治るとは言ってたけど、、いつまで?

 

落ち込んでいると、

上の子こめさんが、折り紙を渡してきました。

お気に入りの、カラフルな両面折り紙。

よく見てみると

覚えたてのひらがなで

ままだいじょうぶ まもるよ」。

 

鬱になってから元々ずっと苦しい呼吸。

その手紙を見て、もっと苦しくなりました。

でもその苦しさは、つらいやつじゃありません。

嬉しくて、切なくて、心が大きく動かされたんです。

この子たちが私を強くしてくれる。

 

大学病院の初診の日を決めました。

続きはまた今度\(^o^)/

 

※このあと再発を何度かしてしまい、私の場合は、今もこの病気とのお付き合いは続いていますが、

基本的に再発したりしなければ予後良好だそうです!