持病持ちの下の子の育休復帰の年に、
最底辺校でのワケアリ担任。
アドレナリン全開で働き続けていたら眠れなくなり、体調を崩しました。
(詳しい話はぜひ今までの記事を\(^o^)/)
うつと診断され、優しい管理職が気付いてくれて校長に年度末での退職を申し出る運びとなるも、退職ならず。
自律神経系もボロボロで、アトピーや網膜の病気になりながらもなんとか這いつくばって働いていました。
今日は、そんなときに優しく声をかけてくれた保育士さんの話。
毎朝の苦しさ
毎朝、保育園に子どもたちを送っていくのは私の仕事です。
鬱になってから、朝は一番気持ちが落ち込んでいて、とてもじゃないけど布団から出る気力はなかったのですが、
じゃぁ仕事を休むかというと、
「休むって電話をかけなきゃ」とか、
「私が休むなら保育園も休ませなきゃ」とか悩み続けてしまって
身体は1ミリも動かないというのに、休む勇気がありませんでした。
明け方、夜中、いや、寝るときからずっと、眠りきれてないような睡眠をとって、
毎朝だいたい3時半くらいに早朝覚醒してしまいます。
そこからずっと、
あれやらなきゃこれやらなきゃ、
できない、
でも、がんばらなきゃ、
でも、がんばりたくない、
消えたい、
もう全部終わりにしたい、
と、ぐるぐる考え続けて苦しい時間を過ごす毎日でした。
家族で一番最後に寝室を出て、泣きながら支度をします。
ずっと息が苦しいし、ずっと吐き気がしています。
不安な気持ちになるたびに下痢も襲ってきました。
まともに食べていなかったので、出るものもないんですけどね(汚い話でごめんなさい)。
とにかくずっと泣いていました。
朝から保育士さんはプロだなぁ
子どもたちを連れて保育園につくと、
他のママさんや園児たち、それにお出迎え担当の先生がいます。
曜日によって担当の先生が決まっていて、
私も子どもたちもどの先生も好きでしたが、
明るく話しかけてくれるA先生のことが特に大好きでした。
A先生はいつも大らかで明るくて楽しそうでした(^^)
下の子こめさんは特に懐いていて、
会えるだけで嬉しくて顔がゆるんじゃう。
朝だっていつものあの元気。
本当にプロだなぁと思います。
私が鬱になってから、下の子は特に不安定になって登園しぶりをすることもあったのですが、
頑張らせようとせずに、あたたかく、毎日とにかく明るく寄り添ってくれた先生に救われていました。
「ママ、大丈夫?」
ある日、ボロボロになりながら子どもたちを送り届けて出勤しようとする私に、A先生が声をかけてきました。
「ママ、大丈夫?」
「こめちゃんとむぎちゃんのことは心配いらないから!」
「疲れてお仕事休むときも預かるから、そのときは言ってね!」
これだけの声かけでしたが、
私はすごく救われました。
私がギリギリで働いていること。
管理職にだけは鬱だと伝えていたものの、なるべく職場では普通を装って働いていたから、
誰も知りませんでした。
というか、たぶんあの状態じゃ気付いていたはずだけど、
みんな気を使ってか、触れないでくれていました。
でも、保育士さんに明るく声をかけてもらって気付いたんです。
私、誰かに気付いてほしかったんだ、って。
保育園には、退職したり休職したりするわけでもないので、
うつのことはもちろん黙っていました。
それでも気付いてくれた。
ためらわず、まっすぐ声をかけてくれた。
そして、私が大事にできていない、大事なわが子たちのことも、守ろうとしてくれた。
なんて心強かっただろう。
今思い出しても泣きそうです(T_T)
悩んでいることを自分で伝えようともせず、気付いてほしかっただなんて、
独りよがりで甘えているとは思います。
もっと色んな人に心を開けていたら良かったのにと、今なら思います。
だけど、あのときの私は、すべてを閉ざしていました。
外の世界とつながることの全てがこわくて。
視界がすごく狭くて。
身体が動かなくて縮こまっていて。
あのときの保育士さんの声かけで、少しだけ、外の世界とつながれたような気がしました。
ありがとう、A先生。