先生を辞めた~私の場合~

教員の仕事、大好きだけど辞めました!鬱(再発防止期)と育児とお仕事の話。

ちょこっと日記〜弱音を吐ける強さ〜

おしゃべりな上の子の話

上の子はとってもおしゃべりで、学校であったことをなんでも話してくれます。

私はその話を聞くのが好きで、夜寝る前に下の子も巻き込んで喋りすぎて、よく旦那に怒られています。

 

その会話の中で、悩みもよく話してくれます。

「今日は〇〇ちゃんによく考えずに悪いこと言っちゃってモヤモヤしてる」

「✕✕がこんな悪口を言ってて、よくないと思ったけど止められなかった。私も悪いことしちゃったな。」

「なんか疲れちゃって、頑張れたかもしれないけど頑張らなかった。」

 

私は小さい頃そんな悩みを親に話せたことがなかったから、

この性格が羨ましいなと感じています。

 

弱音を吐けない私の話

私は昔から弱音を吐くのがめちゃくちゃ苦手でした。

苦手というか、出来ませんでした。

子供の頃からずっと、「疲れた」とか「できない」「やりたくない」すらも

うまく言えない子でした。

 

行動の選択肢があったら、大変な方、難しい方を選ばなければいけないと思い込んでいました。

 

まるで呪いがかかったように。

 

 

周りの誰に言われたわけでもないのに、

『弱音を吐いてはいけない』

『大変な方を選ばなければいけない』

と、無自覚に自分で自分を追い込んでいました。

 

きっと小さい時、そんな姿がかっこいいと誰かが軽い気持ちで私に話したんです。

親かもしれないし、アニメかもしれない。

学校の先生かもしれない。

よくある話だと思います。

 

大真面目で頭でっかちな私は、

それを真面目に受け取りすぎたんだと思います。

 

鬱になって初めて、そんな自分の癖を意識できるようになりました。

まぁ、意識できたところで、そんな簡単に治せないんですけど。

 

「がんばりたくない」の独り言

ついつい癖であれもこれもやらなきゃ!と思ってしまうんですが、

「やらなきゃ」に取り憑かれて、とても苦しくなります。

「がんばりたい」と思わなきゃいけない呪いは、なかなか強力なようです。

 

そういうときは、「がんばりたくない」ってポツリとつぶやくようにしています。

自分の声を自分で聞く練習。みたいな。

 

そうするとちょっと落ち着いて、

なんだ、私ホントは頑張りたくないのか!

でもまぁ嫌だけどぼちぼちやるか!ってなったりします。

 

弱音を吐けるってカッコいい

自分の子どもたちには、

頑張り続けなければいけないわけじゃないって伝えています。

 

弱音を吐くことはカッコ悪いことじゃない、苦しいときに助けを求められる方がカッコいいんだって、伝えてます。

(もちろん、文句ばっかり、愚痴ばっかり、とは意味が違うんだよと理解してもらわなきゃいけないけど。)

自分の弱さを人に見せられる人は、強いんだよって。

 

辛いときに辛いって言うのは、もっと辛くなることかもしれない。

自分の無力さを人に知られなきゃいけないし、

なにより自分自身がそのことを認めなきゃいけない。

 

でも、その辛さをきちんと受け止めて乗り越えようとして、誰かに助けを求められるなんて、

超かっこいい。

 

私には出来なかったから。

それができる人はすごーく羨ましいし、強いと思うんです。