先生を辞めた~私の場合~

教員の仕事、大好きだけど辞めました!鬱(再発防止期)と育児とお仕事の話。

退職あれこれ③〜退職への第一関門・第二関門〜

 

今週になって

「非常勤やりませんか?」と、

勤務したことのある学校や、かつての同僚から

何件か連絡が来ています。

 

来年度も今の勤め先で働く予定なのでお断りしていますが、

自分の体調と子供達がもう少し落ち着いたらやろうかな。

なんて考えられるようになってきました。

 

退職する前は

退職したら収入が、、、

非常勤って本当に働き口あるのかな、、、

と不安にも思いましたが、

とりあえず働き口は選ばなければ必ずある、というのが現状です。

 

 

第一関門:2回目の退職申し出を決意

さて、私は何年か前に教員の仕事を退職しています。

詳しいことは今までの記事に書いてありますが、

辞めるまでに退職の申し出を2回しました。

 

どん底で申し出た1回目はなぜか軽く流されてしまい

そのあと異動もしたりして働き続けましたが

葛藤の末、やっぱり辞めるぞと決心しました。

 

人事の迷惑にならないよう管理職には早めに伝えなきゃ

そう思っていたのに勇気が出せず、

ズルズル悩んでいた私。

実は辞めたその年も結局、意向調書の「退職」の欄には丸をつけられませんでした。

 

あ〜やっちゃった

今年も辞めないのか私は。

働き続けられるかもなんて、どうして頭をかすめてしまうんだろう。

来年も心身の不調に苦しみながら働くのか

なんで決められないんだ、働き続ける覚悟もないのに、、

 

って、毎年毎年。

 

オイオーイ!!

 

ダメだ、

決断しなきゃ!

 

私が私を変えなきゃ!

 

と思いたち(何年かかったんだか)

私が2回目の退職を申し出たのは、

意向調書を出した数日後。

 

なんと研究授業当日の朝でした。

ただでさえ研究授業きらいな私、

鬱になってから余計に焦りや不安を感じるようになり、

そりゃぁもう嫌で嫌で。

なのになぜかその日。

 

と言っても、その日を狙ったわけではなくて

毎日言い出すタイミングを見計らっていたら

その日の朝に「あ、いまだ!」と思うタイミングがやってきたのです。

 

研究授業が嫌すぎたせいで勢いがついたのかもしれません。笑

 

 

第二関門:退職の話を切り出す

朝の打ち合わせが終わり、

他の先生方が授業へ向かったあと

その日1時間目に授業がなかった私は

管理職席に教頭だけが残っているのを見つけました。

 

今までこんな状況があっても、

近くにウワサ好きの同僚がいたり

管理職が忙しそうだったりして話しかけられずいたのですが、

その日はこれまでにない好条件でした。

 

頭の中が半分その日の研究授業のことで埋められていたのも良かったのかもしれません。

余計なことを考えずに

勇気を出して話しかけました。

かなり、勇気を出して。

そして、とにかく勢いで。

 

「来年度の人事の件でお話ししたいことがあるのですが」

 

教頭席でたしかこんな感じで切り出しました。

 

「え?どんな話?めでたい話?」

と教頭から聞かれた記憶があります。

たぶん、3人目の報告かと思われたんじゃないかな。

 

「いや、あの、退職を考えていて、、」

 

私の言葉におどろいた様子の教頭でしたが、

周りに誰もいないことを確認して

すぐに校長に連絡をとってくれました。

 

校長の手が空く数分後に

一緒に校長室にむかうことになりました。

 

 

あー、もう引き返せないぞ。

でも、

これでいいんだ

やっと進めた!

 

3時間目は研究授業、そんなある1時間目のことでした。